こんにちは。SATOMIです。
今までどちらかというと女性好みのインテリアを紹介してきましたが、今回は珍しく男性向けのインテリアについて特集します。
男の人の部屋に誘ってもらったときに、それが友人でも、ちょっと特別な相手でも、ベッドルームやインテリアなど部屋のインテリアに色気があると、なんだかどきっとして、印象が変わることも。そして置いてあるものにセンスを感じたりすると、もっとその人のことを知ってみたいと思うものです。
今回は、私が個人的に魅力を感じる、大人の男らしさを感じさせる部屋ついてお話します。海外の部屋がメインですが、男性が部屋のインテリアを決める際になにか参考になれば嬉しいです。
男性の部屋のインテリアをつくるコツを説明する前に、まず大切にしてもらいたいことは、
部屋に清潔感があるということ。
どんなに部屋をおしゃれに飾ったとしても、極端に清潔感がないと魅力も半減してしまいます。(あまりに綺麗すぎても逆に圧倒されてしまう時があるので、適度であればOKだと思います)
例えば、キッチンなどのシンクによごれたお皿が重なっていたりせず綺麗に保たれていたりとか、トイレなどもきちんと掃除されていると居心地良いですし、一緒に暮らしてもきれいに保ってくれそうだなと感じます。
そして私が重要だと思う、大人な男らしい部屋を作るときのキーワードは、
知性、個性(センスのあるインテリア家具やアートのセレクション含め)、そして先程あげた清潔感です。
この3つは、仕事で毎日忙しかったり、インテリアにお金を投資できなかったりする若い男性には実現することが難しいからこそ、この点が揃っていると、年を重ねることによって得られる経験や余裕を垣間見れる気がして魅力度が増します。
本題に入る前に、ちょっとだけ余談ですが、これまで私が訪れた男性の友人の部屋ですごく素敵だなと思ったのは、シチリア島に住むイタリア人の建築家の友人の家とデンマークのコペンハーゲンに住むイベント関係+バッグデザイナーとして働いている男性の家です。
一人暮らしをする40・50代の彼らは、自分の「好き」を知っていて、それをインテリアから感じ取ることができただけに、とにかくそこで泊まらせてもらってた時間は私にとってとても楽しい時間でした。ふたりともアートコレクターで、室内はジャンル問わず様々なアートに囲まれていて、今でも私は彼らがどんな絵を飾っていたか覚えています。
イタリア人の友達は、1.5m以上はある写真や絵画をベースに自身の好きなアートが至るところに飾ってあり、中には日本の版画もありました。メインの家からちょっと離れたところに、収集したアート作品を所蔵するためだけの家がもう一つあって、その世界はまるで美術館のようでとても興奮したのを覚えています。
デンマーク人の友人は、2フロアのマンションの広い家に、さまざまなタイプのコンテンポラリーアート(メインは絵画)が飾られ、彼が趣味で続けているドラムやレコードなども置かれていました。真っ白い壁の広いベッドルームスペースには、真ん中に置かれた背の低いキングベッドと、彼が愛用しているスーツやシャツ、ジャケットなどがディスプレイされたハンガーラックが奥にあるのみで、無駄を削ぎ落としたミニマルかつおしゃれなインテリアに大人の男らしさを感じました。
今回の記事はどちらかというと40代以上の独身男性向けですが、ぜひさまざまな方に楽しんで見ていただけたらと思います。
1. 女性が惹かれる大人の男性が選ぶ部屋のカラーは?
私が思うモダンな大人の男性の部屋で使うカラーパレットは、チャコール、ダークブラウンなどのダーク系カラー。ダークブラウンのフローリングや壁などは落ち着いた印象を与えるのでおすすめです。白い壁の部屋が日本の場合だと多いですが、その場合は小物や家具などでダークなカラーを取り入れてみてください。
インダストリアルなコンクリートの部屋は、配置する家具のデザインにもよりますが、どちらかというと若い印象を与える気がします。30代以上の男性には落ち着いた雰囲気を演出する、自然素材を取り入れた部屋が個人的には好みかもしれません。ブラック&ホワイトの部屋よりは、ダークカラーの自然木などでぬくもりを足して、女性にも居心地のいい雰囲気を与えてみましょう。あまりにも男性色が強すぎたりする部屋だと、それが気になる男性の部屋だったとしたら、女性としては自分の入るスペースがないように感じてしまうので、自然の素材を入れたり柔らかさをどこかに残しておくと良い気がします。
また、ポイントにレッドなどのカラーをクッションなどの小物に入れてみたりするのも個性が出ていいですが、レッドも安っぽく見えるレッドカラーは選ばないように気をつけてください。(暗めのワインレッドなど、比較的落ち着きのあるレッドがおすすめ)
グレーの壁などにする場合は、そのグレーカラーや壁の素材によってはインダストリアルすぎる、あるいはチープな印象を与える場合があります。ブルー寄りのグレーはやや子供らしい印象を与えてしまう可能性があるので避けるのがおすすめです。
部屋には多くの色を使いすぎるのではなくて、2、3色などでまとめると統一感が生まれて落ち着きのある印象になります。
2. 男前なインテリアにあるとおしゃれなものとは?
・絵画などのお気に入りのアートワーク
アートが好きな男性は興味が広く、大人な印象を受けます。個性が出るアートを女性は見ていますし、センスのある絵などを飾っていたりすると素敵に思います。部屋のポイントになるような自分好みの絵を探してみましょう。絵画のフレームがチープなもののときは、額縁のお店に行って、こだわりのフレームに入れてもらうのがおすすめ。絵画やプリント、写真など、どんなアートワークでも大きめのサイズを飾るのが部屋をおしゃれにするコツです。ほかにも、好きな彫刻や、お気に入りのワイングラス、アンティークのレコードプレーヤーや工芸作品、楽器など、自分を表現するものが置いてあったりするといいですね。
シンプルなインテリアでもアイキャッチーな絵画を入れたりするだけで、インテリアに個性が出ます。あまり他の家具との色合いやテイストを気にすることなく、自分が好きと思う絵画を何点か飾ってみましょう。
こちらはホテルのラウンジですが、ホテルのインテリアのアートの取り入れ方も見ると勉強になります。
ポートレートの写真はインパクトがあるため、部屋に飾ってあると結構どきっとして私は好きです。(個人的には民族などを被写体にした写真が好きです。)
廊下などには好きなアート作品をディスプレイしてゲストをもてなすのも大切。日本で暮らしているならば、例えば絵画に合わせて、デザイン性のある日本の陶磁器など日本らしいクラフトを飾るのもいいですね。
こちらはポートレート写真に、アブストラクトの絵画が飾ってあるベッドルーム。違うテイストでも気にしすぎず、ちょっと冒険したインテリアをつくるのが個性を出すポイント。
音楽が好きなら、こういったレコードプレーヤーなどを置いた部屋も素敵です。
・知的さを感じさせる本
部屋に訪れたときに本棚にどんな本が並んでいるのか、来客者はよく見ていると思います。知的な本やアートブックなどが並べられていると私の中では良い印象が残ります。また、会話の話題にもなるので自分の興味ある分野の本を幅広いバリエーションで置いておくといいですね。
・本革のインテリアアイテム
ソファや椅子、デスクの上のアクセサリなどにレザーを取り入れたりするとクールなインテリアに仕上がります。
・肌触りのいいシーツやベッドカバー
リネンだったり、スレッドカウントの高いコットンのシーツがきちんとアイロンがけされていて敷いてあると大人な印象を受けます。サテンやシルクよりは個人的にはリネン、コットンのほうが優しさがあって好きです。色は、最初に話した通り、部屋全体のカラーを3色程度に抑えたいので、自分自身が選んだカラーをベースに決めましょう。
・こだわりのチェアやランプ
アルミのスツールなど、華奢で安定感のない家具は男性の力強さを演出しづらい。部屋に合ったディテールにこだわった椅子やソファを探してみることをおすすめします。まず家具にこだわるとするなら、椅子に投資するとだいぶ部屋のイメージが変わります。高品質なランプも比較的手軽にイメージチェンジすることができるのでおすすめ。(また二人掛けのソファがあると女性にとっては嬉しいポイントです)
3. 大人の男性の部屋にあってはいけないNGなものは?
ものがたくさん外に出ているような生活感を強く感じるインテリアはあまり大人らしい部屋には向いていないかもしれません。昔から取っておいている思い出のものでもし不潔感がで始めているのであれば部屋に置くことを考えなおしたほうがいいかもしれないですね。キャラクターものなどの「かわいい」と表現できそうなものはすべて部屋からなくしましょう。
4. 大人の男らしさ演出するにはどんな照明がいい?
部屋にもよりますが、ベッドルームなら間接照明や、キャンドルのライトなどが置いてあるとムードが出て私は好きです。海外の部屋は日本の部屋に比べて、どの部屋も全体的に照明が暗く、個人的にはそちらのほうが落ち着いたセクシーな雰囲気な気がします。少なくとも、蛍光灯ではなくて白熱灯の温かな色味のあるカラーをセレクトしましょう。
間接照明が設置できなくても、おしゃれなスタンドランプやテーブルランプなどを置いておくといいですね。
5. 大人の男性のワードローブは?
ビルトインのワードローブがインテリアをすっきり見せてくれるのでおすすめですが、もし持っているスーツや私服がおしゃれなのであれば、あえて見せる収納をするのも選択肢に入れていいかもしれないですね。シャツなどはしわがついたままではなくクリーニングに出したものを袋などから出してディスプレイしましょう。ピンと張ったスーツやシャツが並んでいたりすると男を感じます。
いかがでしたでしょうか?今回は、私個人の目線で素敵な男性向けの部屋について話してみましたが、なにかアイディアを得られましたか?
部屋はその人の個性を一番に出す場所であり、まずは自分にとって居心地がいいことが一番大切です。実際のところは、他のアイディアを見るのは参考程度に、自分自身がずっといたくなるような部屋を作ってみてくださいね。
全然関係ないですが、日常のことなどは自身のインスタグラムなどで定期的に更新しているので、ぜひチェックしてみて下さい。それではまた。