こんにちは。イギリスのロンドンを拠点にヨーロッパを巡って絵を描きながら、平日は英系企業で働くSatomiです。
今日は、環境を変えること、自分が居たいと思う場所で生きることのメリットについて、自分の経験をもとに皆さんにお話していければなと思っています。
とくに海外移住をしてみたいけどメリットってなんだろうとか、今いる環境を変えてみたいけれどどうしていいかわからないなど、そんな悩みを持っている方がいたらぜひ読んでいただきたい内容です。
正直、今回の内容を文章で書くとなかなか伝えたいことが伝わりきらないので、時間のある方はぜひ下の動画を見ていただきたいです。内容が参考になったらぜひ、チャンネル登録していただけたら嬉しいです。
海外移住して環境を変えることが私の人生にもたらしたメリット
私は26歳の時、自分が居たいと思う場所にイギリスを選びました。
それまではずっと日本で暮らしていた私ですが、イギリスに移住してから、自分の居たい場所で生活することのメリットを大きく感じるようになりました。
私が思う環境を変えて自分の好きな場所にいることの一番のメリット、それは
人生に対するモチベーションを大きく上げられる
ということです。
日本にいた時の自分の生きることに対するモチベーションと、ロンドンに居る時の生きるモチベーションを比較するとそれは明らかに違っていて、ロンドンにいるときは自分の心が本当に喜んでいることを実感していました。
自分の人生に対する楽しみ方が変わっていったという感じがします。
拠点にしているところが、日本であれ、海外であれ、生きていれば辛いことだって悲しいことだって、悔しいことだってたくさん起きます。
私の場合、友達もいなくて、仕事もなくて、英語も喋れなくてはじまった0からのイギリス生活は、イギリス人の輪に入れなかったり、仕事でうまく行かなかったり、アイデンティティ・クライシスもあったり、ビザが取れるかいつも不安にかられていたり、自分が思うようにいかないことに泣いたりする日々もありました。
そんな色々起きる目まぐるしい毎日でも、自分が今日も頑張ろうっていつも思わせてくれたことのひとつが、自分が自分の居たい場所として選んだロンドンに住んでいるという幸せでした。
学生のときに一度来たことがあったロンドンは、それ以来ずっと戻ってきたいと思っていた場所だったので、実際に住み始めたときは、なおさらそこで生活できることの喜びを強く感じていました。
ロンドンの中でも、ずっと住んでみたいと思うエリアがありました。それは白いジョージアン建築の家が並んだ洗練さた場所で、イギリスに移住してから半年後くらいにそのエリアに引っ越しました。
毎日玄関を開けて見える景色は、まさに自分が思い描いていた理想のロンドン生活で、その景色を見るたびに、「あ、自分は今ロンドンに居るんだ」と思い起こさせてくれて、その景色を見ながら毎日モチベーションを上げていました。
その景色を見ると、住みたい場所にいられていることの有り難さに正直泣きそうになることもしばしばでした。何かやなことが起きたときも、その街を散歩しながら、いつも気持ちをリフレッシュすることができました。
トラファルガー広場の近くに移り住んだ時期は、仕事で上司とうまく行かなかったとき、帰り道にナショナルギャラリーに立ち寄って大好きなモネの絵の前で、物思いにふけていたりもしました。
ロンドンに移住して5年以上経った今は、ロンドンに居ることにだいぶ慣れてきてしまったので以前のようなフレッシュな感情を抱くことは減ってきましたが、最近はそのロンドンで抱いていたような感情を毎年の長期旅で得ています。この前3ヶ月間イタリアに滞在していたときも、毎日出会う現地の人々や、肌で感じる美しい芸術や文化から得たパワーで、モチベーション高く仕事をこなし、アート作品を作っていく生活でした。
3ヶ月間のうち1ヶ月をベネチアで過ごし、そこで知り合ったベネチア出身の人のところに途中から滞在させてもらっていたのですが、朝その人と一緒にベネチアの息を呑むほどに美しい町並みと運河を見ながらランニングをして、仕事をして、アートを見て回って、美味しいベネチアの食事をいただくという夢のような生活。はやく街に出たいから仕事もすごくはかどりますし、絵画制作もベネチアで出会うアーティストの人達から多くのインスピレーションをもらって、これ以上自分のモチベーションを上げるのに最高な場所はないと思いました。
私にとって、自分で居たいと思える場所で生活することにデメリットは一つも見当たりません。
環境を変えるということは実は想像以上に簡単にモチベーションを上げられる一つの方法だと思っています。とくに精神的に落ち込んだりしているときにはなおさら、環境という外的要素から変えてしまった方が気分を前向きにするには手っ取り早い。
もし、何かいま八方塞がりになっている人がいるならば、ぜひ試してみてください。海外に出なくても、国内で好きな地域に移り住めるかもしれないし、緑がきれいな公園の近くで好きな店が並ぶ物件に引っ越しだけでモチベーションを変えることだってできるかもしれない。
とにかく自分の心が喜ぶ場所に行って、そこで得られる幸せな気持ちを大切にしながら、その感情を日々の生活の活力にしていくということです。
私は日本にいた時、自分が何がやりたいのか全くわかりませんでした。
ロンドンに来てからもずっと悩んでいましたが、少しずつアートの方向に進んでいきたいと思えるようになっていったのも、アートに溢れたロンドンの環境と、世界を巡りながら鑑賞したものや出会った人とのなかで、徐々に徐々に見つけていったことだと思います。
自分の感情に正直に ー 居たい場所に住むようになって、わたしは自然と笑顔も増え、少しずついろいろなことが好転していきました。
また別の記事で、私が自由に海外での生活を送れるようになった方法などについては書きたいと思うのでこまめに新記事をチェックしていただければと思います。
今回の話が、これからなにか動きたいと思っている人のなにかインスピレーションになっていたら嬉しいです。
それでは、また別のお話でお会いしましょう。
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